クロスフロー型熱交換器(蒸発器)の伝熱予備設計に迅速に対応可能 R134a、R401a、R407cを相関式に組込
- ソフト名 :空調用蒸発器熱設計支援ソフト
- バージョン :01
- ライセンス :シェアウェア
- OS :Windows
- 開発 :熱工房
? 空調用蒸発器熱設計支援ソフトとは?
このソフトは、空調用蒸発器(エバポレーター)の熱交換性能の計算を支援するためのExcelベースの設計支援ツールです。
空気側・冷媒側の熱物性や流量などを入力すると、熱交換量、伝熱係数、出口温度などを自動計算します。
? 必要環境
- Windows環境
- Microsoft Excel(2007 以降推奨)
- マクロ(VBA)を有効化する必要があります
✅ 基本的な使い方
① ダウンロードと起動
- 上記のリンクからソフトをダウンロード。
- 解凍して、
蒸発器熱設計支援ソフト.xlsを開きます。 - Excelでマクロの有効化を求められた場合は「有効にする」をクリック。
② 入力項目(例)
以下のような設計条件を入力します:
| 項目 | 内容の例 |
|---|---|
| 空気入口温度 | 27℃ |
| 空気出口温度(目標) | 15℃ |
| 空気流量 | m³/h または kg/h 単位で入力 |
| 冷媒種類 | R410A, R134a など(選択式)または手入力 |
| 冷媒入口温度/圧力 | 飽和温度または圧力で指定可能 |
| チューブ寸法・列数 | チューブ径、列、段数などの構造情報 |
③ 計算実行
- 入力が終わったら「計算実行」ボタンをクリック(マクロ)
- 以下のような出力が表示されます:
| 出力結果 | 内容 |
|---|---|
| 熱交換量(kW) | 総放熱能力 |
| 空気出口温度 | 実際の出力温度(目標と一致しているか) |
| 伝熱係数 | 総括伝熱係数 U(W/m²K) |
| 冷媒側・空気側の伝熱抵抗 | 各側のボトルネックの可視化 |
④ 出力結果の確認と調整
- 結果が不十分(例:目標温度に達していない)場合は、
- チューブ列数を増やす
- 空気流量を減らす
- 冷媒条件を変更
などの再設計を繰り返します。
? 応用・便利な使い方
- 複数条件の比較:異なる入力条件を保存して、出力性能の違いを比較できます
- 印刷用フォーマットあり:出力をそのまま設計報告書に転用可能
- ユニット設計支援:冷媒流路の分割設計やチューブ並列数なども扱えるよう工夫されています(詳細はExcel内シート参照)
⚠ 注意点
- 単位の整合性に注意(m³/h ↔ kg/h 変換を自動で行わない場合があります)
- マクロ無効だと機能しません。信頼済みドキュメントとして開いてください。
- 冷媒の物性は入力シートで設定可能(追加冷媒の追加も可)
? 補足
このツールは、「冷凍空調業界の技術者」向けの実務支援ツールで、メーカー系のプレ設計や初期検討に特に向いています。
汎用的なソフトですが、熱交換器理論(NTU法など)に基づいているため、ある程度の熱力学の理解があると使いやすいです。