霧上のエラスムス

「僕を証明するのは、記憶か環境か」閉鎖された館で起きるサスペンス群像劇

  • ソフト名 :霧上のエラスムス
  • バージョン :2.00
  • ライセンス :フリーソフト
  • OS :Windows
  • 開発 :ノベクタクル

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霧上のエラスムス詳細

「目が覚めたとき、僕たちは記憶を失っていた」

 霧の魔女名義で開かれた同窓会に、六人の男女が赴いた。
 同窓会の場は、かつて彼らが寝食を共にした、フランス・ストラスブール。
 昔の友人たちと、過去を懐かしみながら、小旅行を行う――そのはずだった。

 しかし、男たちが乗る車が何者かによって襲撃され
 次に彼らが目を覚ました時、彼らは、古ぼけた洋館にいた。

「おまえは恐ろしくないのか!? この、意味のわからないっ、現状を……!」
「記憶を失っても、そういうのは残っているらしいなあ――またひとつ発見だ」
「今、僕たちが仲間割れしたって、意味がないだろ!?」

 記憶を失ったという彼らの、不安定で、一触即発の雰囲気の中
 閉ざされた扉が開く――。
 そこに現れたのは、状況を知らない、あまりに無垢で、明るい女たちだった。

————————–

 思い出さなければいけない記憶。
 思い出してはいけない記憶。
 同窓会に来ないはずだった女。
 集団記憶喪失が起きても、恋人の愛だけを確認する女。
 真実をひた隠しにする男。
 見知らぬ人間の眼差し。

 この世の中に存在する、隠された事実。
 それらがひとつひとつ、明らかになる度に、彼らの運命は壊れていく。
 
 悲劇と、絶望へのカウントダウンが始まった。
 総勢九名のキャラクターが織りなす、サスペンスストーリー。

「……それで、誰が霧の魔女だと言うのだね?」

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